不倫の代償は何か?
最終更新日 2022年12月13日
不倫の代償は何ですか?
そのようなご相談が寄せられることがあります。
配偶者に不倫された相談者は本当にお辛い気持ちでご相談にいらっしゃいます。
中には相談中に涙を流される方もおられ、本当に心が痛みます。
不倫をすると、さまざまな代償を払う羽目になります。
具体的には、次の4つが挙げられます。
離婚や慰謝料の原因となる
まず、不倫は離婚や慰謝料の原因となります。
慰謝料の金額は具体的な事情によって異なりますが、少なくとも100万円以上の支払は覚悟する必要があります。
社会的信用の失墜
次に、不倫をした人に対する世間の目は冷たく、社会的信用を失うことは必須です。
不倫が会社に明らかとなった場合、会社の信用を毀損したとして、戒告や減給などの処分が下される場合もあります。
好奇の目にさらされる
そして、不倫が原因で訴訟を提起されてしまった場合、公開の法廷で尋問を受けることもあります。
尋問は公開の法廷で行われますので、多数の傍聴人の面前で好奇の目にさらされながら、肉体関係などのプライベートな事柄を追及されることになり、恥をかくことになります。
(配偶者がいる場合)離婚・復縁に関する決定権を奪われる
さらに、判例上、有責配偶者からの離婚請求は、いくつかの要件を充たさない限り認められないとされています。
したがって、不倫をした人が配偶者との離婚を希望しても、相手がこれに応じない限りは簡単に離婚することはできません。
場合によっては、離婚ができない状態のまま、数十年間、高額な婚姻費用(生活費)を負担し続けることになります。
逆に、不倫をした人が復縁を希望する場合、不倫は、離婚原因の1つとされていることから、相手が離婚を希望すれば、裁判において強制的に離婚させられてしまう可能性があります。
このように、不倫の代償は本当に大きく、自分や周りの人の人生を大きく狂わせてしまうおそろしさがあります。
何よりも自分のために、絶対に不倫はしないことをおすすめします。