熟年離婚のメリット、デメリット
最終更新日 2022年12月13日
熟年離婚された方が離婚を決意するまでの経緯としては、
「結婚して以来徐々にたまっていた配偶者への不満が、子供の独立や夫の退職といった熟年期に起こる人生のイベントを引き金として顕在化する」
といういケースが多いようです。
熟年離婚のメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
メリット
夫が原因となっている悩みから開放される
- 夫による家庭内暴力
- 夫の金銭的な問題
- 夫の親とのいさかい
- 夫の親の介護
- 夫の浮気
新しい生活を始められる
- 冷え切った夫婦関係からの脱出
- これまでできなかった趣味(旅行など)、生活への挑戦
- 新しい恋愛
姓を変更することができる
他方、熟年離婚には、下記のようなデメリットもあります。
デメリット
- 世間体が良くない
- 経済的な安定を得にくくなる
- 自分で生活費を稼ぐ必要が生じる
- 衣食住の質が低下するおそれ
- 老後の生活が保証されないおそれ
これらのデメリットの中で、実際は金銭に関するデメリットが深刻なものとなりやすいといえます。
金銭に関するデメリットを回避する上で一番現実的な方法は、離婚に伴いできるだけ多くの離婚給付を受けることです。
離婚給付とは、財産分与と慰謝料の支払いを併せたもので、適正な金額の離婚給付を獲得するためには、離婚を申し立てるまでに周到な準備が必要です。一度弁護士ご相談ください。