離婚に強い弁護士を知りたい
最終更新日 2023年1月9日
離婚に強い弁護士を探していますが、どうすればよいでしょうか?
ご自身の離婚という人生の一大事において、少しでも良い形で話を進めようとお考えであれば、離婚に強い弁護士に相談したいと思うのは当然です。
ここでは、当事務所が考える、離婚に強い弁護士の判断基準をご説明します。
離婚案件の取扱実績が豊富
まず、大前提として、離婚案件の取扱実績が豊富な弁護士を探しましょう。
離婚は、弁護士にとって参入が容易な分野ですが、離婚問題に強いというレベルに達するには、膨大な場数を踏むことが必要だからです。
ここで注意すべきなのは、件数の見方です。
たとえば、相談件数が「累計10万件」という事務所があるとしても、各都道府県に支店があるような全国規模の事務所であれば、兵庫県の支店のみ取り出すと、単純計算でその約1/50の2000件程度の取扱件数しかないことになります。
このほか、離婚案件の取扱実績が豊富かどうかを見分ける簡単な方法があります。
それは、ホームページを見て、その弁護士が、あらゆる分野を取り扱うのではなく、離婚分野など特定分野に注力しているかどうかを確認する、というものです。
何でも取り扱う弁護士は、何もできない弁護士になりかねません。
この点、特定分野に注力している場合は、その分野について取扱件数が多く、意欲も高いといえるでしょう。
地元に密着している
次に、地元に密着している事務所を探すことです。
離婚の協議や調停は、地元の弁護士や調停委員、裁判官とのやり取りが欠かせませんが、地元以外の弁護士には、地元の弁護士や調停委員、裁判官のことがよくわからないからです。
そのように聞くと、「同じ法律を扱うのに、場所によって調停委員や裁判官のやり方がそんなに違うのだろうか?」との疑問も生じるかと思います。
しかし、弁護士や調停委員、裁判官によって、かなりやり方が異なるというのが実情です。
たとえば、ある裁判所では、お子さんが絡むと、初回期日からかなり積極的に調査官が関与していましたが、人事異動を経て、裁判官や調査官のメンバーが変わると、まずは書面で主張するよう求められるようになりました。
また、裁判官の中でも、離婚原因に当たるかなどの理屈を重視し判決等の予測可能性が高い半面、細かな事情への配慮がもう少しあればと思う方がいたり、ご夫婦間の様々な事情をきめ細かに取り上げる半面、判決等の予測可能性が低い方がいたりします。
こうしたことは、法律で一刀両断に処理できない離婚案件では、思いのほか重要な要素ですので、地元に密着し、地元の弁護士や調停委員、裁判官を熟知している弁護士に相談することがとても大切です。
親身に対応してくれる
さらに、お客様のことを親身になって考えてくれる弁護士を選びましょう。
離婚問題は、お客様の一大事ですので、お客様のストレスは半端ではありません。
なのに、弁護士がドライな処理により傷口に塩を塗ることはあってはいけません。
弁護士として、お伝えせざるを得ないことはありますが、それでも、その方の事情、痛みを忘れないようにしたいものです。
生活全般をフォローしてくれる
また、離婚さえできればよいというものではなく、離婚後の生活や離婚にまつわる諸問題を解決する必要があります。
そして、離婚後の生活について相談に乗るうえで、ぜひとも取得しておいたほうがよい資格がFP、それもできれば1級FP(※)です。
FPは、顧客のライフプランやニーズに合わせ、貯蓄、投資、保険、税務、不動産、相続・事業承継等についてアドバイスを行う専門家ですが、とくに1級FP(※)は、2級までと異なり、税金、社会保険、金融商品等についての深い理解が求められます。
※1級FPとは、1級ファイナンシャル・プランニング技能士のことです。ファイナンシャル・プランニング技能士とは、ファイナンシャル・プランニング技能検定を受検し、合格した人が称することができる国家資格であり、1級、2級、3級の3つの等級があります。
当事務所の特徴
当事務所は、姫路エリアで家族問題に注力して10年以上、累計3600件超の相談実績(※)を有しております。
また、1級FP、宅建士の有資格者が在籍し、探偵事務所、税理士事務所などと連携しています。
離婚に強い弁護士をお探しの方は、お気軽にご相談ください。
※2022年4月1日現在の全分野の累計相談実績。