最終更新日 2022年6月7日
ご相談
Xさん(30代・女性・会社員)は、夫であるY(40代・男性・職業不詳)が10年以上前から行方不明となり、以後、女手一つで、子2人を育ててきましたが、Yを待つことに疲れはて、Yと離婚しようと考えましたが、自分一人ではどのようにすればよいかわからず、当事務所に相談に来られました。
当事務所の活動
そこで当事務所は、「公示送達(※)」を利用して離婚訴訟を提起し、Xさんの詳細な陳述書を提出するとともに、Xさんに丹念に尋問を行いました。。
※公示送達・・・訴状等を掲示板に掲示することで相手に届いたものとして手続きを進めること。
当事務所の活動の結果
その結果、Xさんは、早期にYと離婚できました。
Xさんは、10年以上止まった時間にようやく区切りをつけることができ、とてもほっとしておられました。
解決のポイント
本件では、公示送達のためには、10年以上前のYの失踪当時の状況等をつまびらかにする必要がありました。
当事務所は、Yの失踪当時の状況について職場の関係者から丹念に事情を聴取し、電話聴取書や報告書にまとめることで、公示送達を可能にしました。