最終更新日 2022年8月26日
ご相談
Xさん(60代・男性・会社員)とY(50代・女性・パート)は、子が大きくなったら離婚することを条件に、長年別居状態にありました。Xさんは子が高校を卒業したタイミングでYに離婚を切り出しましたが、Yは将来の経済的不安を理由にこれを拒否しました。Xさんは海外赴任中でYとの交渉が難しく、また調停となった場合にも出席が困難であるため、困り果てて当事務所を訪れました。当事務所は、Xさんの御相談を受け、Xさんの場合は特に協議段階で離婚を成立させることが望ましいと考え、協議プランで受任しました。
当事務所の活動
当事務所はXさんの意向をYに伝え、離婚に応じるよう求め、Yの意向を確認しました。するとYは主に住居の点で将来の不安が大きいようでした。そこで、当事務所はXさんと相談の上、Yの不安を解消するための内容を離婚協議書に加えるなどして、Yを説得しました。その間のXさんとのやりとりは主にメールで行い、Xさんの帰国時には当事務所において綿密な打ち合わせを行い、事件を進行していきました。
当事務所の活動の結果
結果、Yは当事務所の提案に納得し離婚に応じました。Xさんは海外にいながらYとの協議離婚を成立することができ、安心されたご様子でした。
解決のポイント
相手方が離婚を拒む場合、その理由を確認し解消することが重要となります。当事務所は、離婚事件に関する豊富なノウハウに照らし、相手方が離婚を拒む理由に応じて適宜対策を講じ、協議離婚を成立させることができました。