最終更新日 2022年6月7日
ご相談
Xさん(30代・男性・パート)は、Y(30代・女性・パート)から包丁を突き付けられるなどのDVやモラハラ(モラルハラスメント)を受け、耐えきれなくなり、実家に帰省するとともに、ご自身ではどのように対処すればよいかわからず、当事務所に相談に来られました。
当事務所の活動
Xさんが相談に来られた後、Yから離婚の調停と婚姻費用分担の調停を申し立てられました。そのため、当事務所としては、調停に対応することになりました。Yは、Xさんに対して、高額の婚姻費用、慰謝料等を請求していたため、金額を減額するべくXさんがYからDV、モラルハラスメントを受けていた点を主張しました。
当事務所の活動の結果
調停を進行していくうちに、Yの実家が不動産購入にあたって頭金を数百万円支出していたことが発覚しました。そのため、Xさんは、Yの実家が支出した頭金を精算せざるを得ませんでした。当事務所の活動の結果、XさんはYに対し特有財産である車を譲渡することで住宅を確保しつつ、調停をまとめることができました。
解決のポイント
Yは様々な金銭を要求したため、条件を調整することが困難でした。しかし、Xさんは、別居をした際に無職となり、その後、パートを始めたため、高額の金銭を支払うことが極めて困難でした。このことを根気強く説明し、Yに支払うべき金額を大幅に下げることができました。当事務所は、これまでの離婚事件のノウハウを活かし、Xさんに無理な負担をさせることなく解決を図ることができました。