妻の要求を呑みいったん離婚を回避。要求がエスカレートする妻と離婚するには?相談事例に弁護士が解説!

最終更新日 2021年9月28日

質問

約10年前、妻から離婚を告げられましたが、まだ子供が●才(男)と●才(女)でとても可愛く、子供なしの生活は考えられず、妻の言う事を全て聞くことを条件に離婚を留めてもらいました。

しかし、年々要求事項や言動が厳しくなり、5年前リストラにより会社を退職する際の、極めて屈辱的な言動に耐え兼ね、子供たちが自宅や学校を変わりたくないとの理由から、私が家を出ることにしました。

離婚をすることにより子供たちに不利益があってはならないと考え、離婚は子供が大きくなるまではせずにいることでお互い同意しました。

退職金を含むお金は全て半分にして渡し、60才から支給される企業年金も支払い済分の半分を現金で渡しました。

また、養育費として子供達それぞれに10万円/月ずつ送金し、別に息子の留学費用、娘の学資保険料も全て私が払ってきました。

この春娘が●を卒業するのを機に子供たちにも相談して正式に離婚届けを妻に送りましたが、遺族年金がもらえなくなるとの理由で離婚しないと言い始めました。

また、持ち家を放棄すると言った為、今まで固定資産税や、修繕費は全て私が支払ってきましたが、口約束なので放棄しないと言い出しました。

残りの人生を笑って過ごしたく、またこれから貯蓄もして(現在貯蓄は約-30万円)将来に備えていかなくてはなりませんが、妻が言い分をどんどん変えてくる為将来が不安になり、御社を通して迅速且つ公平に離婚をしたいと考えております。

弁護士からの回答

相手方の言い分がどんどん変わって、将来を不安に思われているとのことですね。

相談者様が残りの人生を安心して過ごされるために、当事務所のアドバイスがお役に立てばと思います。

相談者様は、別居開始時に、離婚を前提として退職金を含むお金や将来的に支給される企業年金についても分与をされたとのことですので、相手方に対し、既に財産分与はあらかた済んでいることを主張して離婚を持ち掛けることになります。

交渉の方法としては、迅速な離婚をご希望とのことですので、まずは協議を試みるべきかと思います。

協議で相手方が離婚に応じないようであれば家庭裁判所に調停を申し立て、調停委員を介して相手方を説得する方法を試みることになります。

それでも相手方が応じなければ訴訟を提起することになりますが、相談者様の場合、既に別居期間が5年以上ということですので、(同居期間がどの程度かにもよりますが)右別居期間と相手方のモラハラなどを併せて離婚原因を主張すれば、離婚判決を得ることも可能かと思います。

ご質問に対する回答は以上になります。

さらに具体的な事情をおうかがいできれば、より詳細なアドバイスが可能かと存じますので、どうぞお気軽に当事務所までご相談下さい。

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